20190702

◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります: 体の回転と体重移動


多くのゴルファーの悩みでもあり
上手く理解できていない部分でもあるのが
『体の回転と体重移動』の関係です。

人間の体のつくりを正しく使って
体の向きを変えると
骨盤、そして大腿骨
俗にいう『股関節』を使って動作することになります。
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その動作軸になるのは 背骨になる訳で
その背骨に対し 人間の重たい部分は
前方~前側に位置しています。


ですので、背骨を軸として
胴体が右を向けば
右足の上にその重さはかかり
左を向けば左足にかかるように出来ています。

よって 完全なるイコールとは言わないまでも
体の回転と体重移動は同じもの
一体のものなのです。

(正しい)体の回転だけ出来て、体重移動が伴わない
ということは 通常ではありえないのです。

何度も書いていますが
肩甲骨を含めた 肩の部分(肩回り)は
体ではありません。
位置として体の本体に接続していますが
これは体とは分離した「腕の一部なのです」
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人間の歩く動作が代表ですが
肩を捻ろうとすると、下半身は逆に動こうとします。
双方が同じ方向に動こうとすると 肩は動かせません。




ですので 体の回転は出来るけれど
体重移動がうまくいかない というのは
体ではなく、肩を含めた腕だけでスイングしようと
しているに過ぎないので
体・胴体は一つの塊として
もっともっと足を活用して、
骨盤ごと上に乗っかったものを動かす感覚が必要です。
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その際に目につくのが
テークアウェイの際(進行方向 左から右)
右へと動く必要があるのですが、
その進行方向側にある 右半身 右上半身が動かず
そこに左半身や左腕だけを押し込もうとしている様子です。
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本来は 双方が仲良く動くもの…ですが
あえて言うのならば 左半身が右へ押すから(黄色)
右半身が後方に逃げるのです。
右のお尻が後方に逃げなくては回転になりません。

その動きがみられません。

右半身を動かすことに違和感の強い人は
その逆に 右ひじを後ろに肘鉄するように
右上半身を後方に引くから
左上半身が右に引かれる と考えて下さい。

スナップショット 2 (2016-11-15 22-12)スナップショット 6 (2016-11-15 22-13)









右が軸足になるのですが、
軸足は全く動かないもの ではなく
重さのかかる脚 という意味です。

私個人の感覚では
向きを変える というよりも
なんとなくですが 位置関係を入れ替える というか
右のお尻のあった場所、右の股関節のあった場所を
左のお尻や股関節に明け渡す ような
そんな感覚があります。


テークアウェイだけでなく
ダウンスイングもそうですが
進行していく左右方向
その前側の半身が、
前側の肘が先導して動いていかないと
体はきれいに向きを変えてくれません。


テークアウェイの時は 右半身~右ひじ
ダウンスイングの時は 左半身~左ひじ
これが先行して動き、
反対サイド、残りの半身を動かしてあげることが肝心で
決して 進行していくサイドの半身で
回転を作って行かないことです。

from ◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります