20180804

41才からゴルフ始める事になってしまったブログ: 今年の甲子園の顛末

やっと昨日終了いたしました

ここ数年は大したトラブルもなく無難に納品できておりましたが

今年は100回記念大会、そして日程がキツかったです

甲子園の予選終了時から甲子園の開幕までの期間が長ければ

長いほど我らは余裕があるのですが、今年は参加校が増えたのと

予選が天候のせいで長引きまくりであります、そして開催は5日から・・・・








これはヤバイに決まってる









そうなるとですね、不埒な大人は思っちゃうのです









我社の担当メーカー使用の高校が


どうか負けますように(-人-)








っと、甲子園に向けて一生懸命な球児達の思いなんかそっちのけで

負けろー負けろーっとPCの片隅にネットの速報を開けて祈っているのが

この時期の我社の風物詩であります(爆

でーすーがー、なんせ高校野球使用率No1メーカーのユニフォームを作っている

我社なので、0なんて事はあり得ません、当然注文は来るのであります

っで、早めに予選が終る日本の南北の端っこのほうはあまり問題ないのですが

7月末の台風で予選が伸びて月曜日に繰り上げになった所なんかもう

大変ですよ、7月30日に決定して31日に注文が入って3日に納品ですよ

正直吐きそうでした(爆

甲子園の開幕は5日ですが、前日の4日には入場行進のリハーサルがありますので








それまでに選手達に届ける








のが鉄則であります、これはもう鉄の掟で間に合わないなんて事は

100%あり得ないのです

っで2日の午後1時過ぎの事ですよ

1本の電話が担当メーカーの方からかかってきました








**学院、刺繍加工で失敗したそうです







今から全部作り直しになります








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死ねと?(爆









現在のユニフォームはザクっと分けて3種類、昇華加工されて背番号から

学校の校章とか生地に印刷されているタイプと、染め生地を裁断縫製して

あとから刺繍加工で背番号や学校名を入れるタイプ

3つ目は生地だけ昇華加工で学校色に染めてあとから刺繍加工で背番号

を入れるタイプであります

通常の昇華加工しないタイプですと、生地さえあればすぐさま裁断し縫製に

入れるのですが、今回失敗したという学校は3つ目のタイプ





生地に昇華加工で学校色に染めて







それを裁断縫製して更に






刺繍屋で背番号と学校名を入れるタイプ








それを最終加工の刺繍で全てをパーにしてしまったのであります、いわゆる







最悪のパターン






というヤツです、まず我々の元には昇華加工された生地がありません

この昇華加工は大阪の会社でやっているとの事で、午後3時過ぎに

大阪から加工した生地を持って、高知まで車で来るとの連絡がありました

その会社の方に聞くと、大阪の工場では昇華加工していなくて

兵庫県の三田市の工場でしているので、大阪→三田→高知という

ルートになるとの事です、大阪市内から三田に行ってから高知でしょ?

こりゃこっちに着くのは午後8時ぐらいだなーっていうのはすぐに判りました

それからパターンデータを用意し、20時まで待ちまして生地を受け取って

直ぐに裁断して2日の晩は終了

翌日朝7時半から縫製工場に持ち込み縫製開始、12時までには全22着

を上げて検査し、午後1時半に私が車で高知竜馬空港へ運びまして

待ち受けていたメーカーの方に渡して伊丹空港に飛び立ちました

そして伊丹空港から刺繍工場に持ち込まれて3日の20時には球児の元へ

届いたそうであります

いやぁードタバタでありました、んま









これぞ甲子園








っていうこのドタバタ劇、久しぶりにアドレナリン出まくりで楽しかったと言えば

楽しかったです

そう、球児達の晴れ舞台の裏側では毎年毎年、吐きそうになりながら夜を徹して

働いたり、ユニフォームを抱えて何百キロを走り回ったりしてる人が沢山居るって

事を思い浮かべながら甲子園を見て頂くと、またちょっと変わった感じがするかも知れません(嘘






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