スイングプレーン理論が蔓延して以来
腕でクラブを振るために
ボールと体の間に大きなスペースを確保する
そんな構え・ポスチャーが多くなっているように思えます。
その最たる例が
アドレス時のグリップをボールの方に出す
体から大きくグリップを離して構えるモノです。
まだ この位であれば マシな方なのかもしれませんが、
人によっては アドレス時にシャフトを腕が一直線な人もいます。
学生の頃、運動部でしたから
楽しかったような、辛かったような思い出で
空気椅子というのがありました。
背中を壁につけて
存在しない椅子に座るように我慢し続ける・・・
うちの学校では順番に歌を歌っていたと思います。
グループごとに分かれ
その全員が歌い終わるまで 空気椅子がもたなければ
今度は そのグループに
腕を前習えにしての空気椅子の罰ゲームが加わります。
疲れているのもありますが、腕を伸ばすと
その重さは想像以上に体にかかります。
本来 アドレス時、
腕 左手は肩からダランと下がったあたりが理想です。
この位置であれば 放っておいても あまり負担にはなりません。
ところが このグリップの位置を ボールの方、前に出してしまうと
なにがしかの筋力で 腕を吊っていないといけません。
そうなると ラウンドが進み 体が疲れてくると
無意識に体を起こして構えたり
出している腕の量を調整したり、
人によっては前傾が深くなる人もいます。
これに傾斜などが絡みますから
構え方、ボールとの距離₍間合い₎が
ばらばらになる可能性が高くなります。
これでは 打つ技術と関係なく
ミスショットしてしまう原因になってしまいます。
また 腕の重さが必要以上に掛かれば
アドレスだけでなく スイング中にも
その重さを緩和するような動き
例えば 体を起こして伸び上がりながら打つ など
本能的な動きが多く入ってくるようになります。
ボールの左右の置き位置もそうですが、
厳密!とまでいかなくとも
大体似たような位置、 その位置が崩れることによって
不本意なミスは事前に避けることが可能なのです。
from ◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります