20180123

ゴルフ惑星: M3、M4はゴルファーを挑発する



テーラーメイドのM3です。
ウェイトを一番後ろにして
最も易しいポジションが、
当たり前なのですけど
楽といえば楽でした。

スプーンはヘッドが小さくて
好感触でした。
安定のスプーンで
挑戦しがいがあるクラブを
堪能しました。



M4もたっぷり打ちました。
これは、前モデルのM2が
とても良かったので
期待していたのでけど……
ちょっと違います。

ここ最近に打ったモデルが、
ゴルファーを助ける易しさを
テーマにしたものだったので
より衝撃を受けました。

疲れず快適、そして、安全に
ドライブできるように
作られた乗用車と、
サーキットでタイムを出すために
無駄を削いで、
必要なものだけで
究極にチューニングした
レーシングカーは
同じ自動車とは思えないほど
違うものです。
M3、M4共に、
ツアーで戦うことを前提にした
マシーンだと思い知りました。

ツイストフェイスは、
たぶん、ほとんどゴルファーには
体感できません。
見た目でわかりづらく、
打っても実感ができないのに、
ゴルフ史を変える機能だと
聞かされたゴルファーは……
裸の王様の国民のように
『なんて素晴らしいのだ』
と競って言うのだろうと
想像してしまいました。
(僕はハイトウは
少し実感できましたけど、
ローヒールは
当たらなかったこともあって
イマイチわかりませんでした)

低スピンになるモデルを
進化させてきたMシリーズは
今回は少し大人しく
後退する感じだと
推測していましたけれど、
それは間違いでした。
余計な浮力はありません。

スプーンにかんしても
その辺りは徹底されていて、
惚れ惚れするような
強弾道も出ますが、
少しライが悪いと
浮力が足りない、
と感じるシーンもありました。
技術もさることながら、
パワー不足を感じました。

『使い手を選ぶ挑戦的なクラブ』
というのが感想でした。

昨年の今頃の自分だったら
こういうのが欲しかったんだ、
と興奮したと思います。
妥協がないクラブが
市場に出てくるのは
珍しいですし、
そういうクラブに鍛えられて、
身につく技術もありますし、
そういうクラブでなければ
できないゴルフもあるからです。

詳細は、GOLFESさんで
書かせてもらいますけど……
超敏感に反応するM3とM4に
自分のゴルフにゆとりが
あまりないことを
思い知らされました。
それもまた道です 

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