20171025

◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります: グリップを下げるタイミングと体を回すタイミングのお話し

 
トップオブスイング・切り返しから
ダウンスイングの始動

腕でグリップを下げるタイミングと
体を回し始めるタイミング というのを
イマイチつかめない方が多いと思います。

あらかじめ説明しますが、
体にとっての右から左への動作
トップからボール・飛球線方向への動作 をする際、
思っている以上の 腕とクラブは重いモノです。

静止状態でも 成人男性の両腕は10キロを超えます。
肩からだらんと下げている時は気にならなくとも
部活での練習・訓練のように 腕を地面と平行にしていると
その重さ、長さ分の重さは実感すると思います。
それに運動が加わるのです。

ですので、腕は先に動かして、
体の右向きをロックした状態で、
かなり先に動かす位で「やっと」同時のタイミングです。

実際のショットで 体の回転と同期、
体の回転通りに動いているのは
 かなり腕を先に動かす感覚から生まれてくると思います。

今回は ゴルフを始めて1年のお嬢さんに手伝って頂きました^^

BlogPaintクラブを普通に持って
まず 想定のボールにアドレス
そこから 靴~足を踏みかえて
飛球線にお尻・背中を向ける姿勢を造ります。
スタンスや例の前傾姿勢などは忘れて下さい。

体の廻りはじめとグリップの下げ始めの
関係を体感するドリルです。
BlogPaint
まだ この時点で右を向いたままです。

からだとの関係で言うと、
トップのグリップの高さ
アドレス時のグリップの高さ
殆どアドレス時のグリップの高さまで下がりました。

でも 未だ右を向いたまま です。

BlogPaintグリップは永遠に下げられません、どこかで止まりますから
このままでは 勢いがついたヘッドが
自分のすね・足を打つ可能性があります。

痛そうで もやもやする感じ。

そのタイミングになったら
右向きを解いて、正面経由の左向きを始めて下さい
ステップ・靴・足の踏みかえでOKです。
BlogPaint
右向きのまま、クラブの重さで
グリップを下げれば、下げるのに
どこかで限界が来ます。
そうなると 自分の足を殴ってしまうかも
しれませんし、手首も逆に折れてしまい
とても危険ですから
そこまでの我慢は要りませんが、
それに近いタイミングが『体を開放する時期』です。
MVI_0750Trim_Moment(6)
クラブヘッドを振ってしまうのが欠点のドリルですが、
✊ちゃんとした右向きでのグリップにかかる
クラブ全体の重さで スイングを造っていける
✊フォローまでその重さで一貫して完結できる
✊重さを使って回転を作っていける
とても分かり易いドリルだと思います。

多くの人にとって
体の回転が 恐ろしく『あと』『遅い』
自分のスイングタイミングは
体の回転が恐ろしく『先で』『時期が早い』と感じるでしょう。


慣れてきたら ブリストルパターにしてみましょう。
ブリストルパターの重さで 写真のようにヘッドを振ったら
左手を痛める可能性があります。
ですので、始めはクラブの重さで、あとには体の回転、
この場合はステップの踏みかえも使って
左上腕、左ひじ、グリップエンド移動を絶対に止めないように
ヘッドの移動よりもグリップの移動の方が多いように

逃がしておかないと危ないです。
どこかで左グリップの動きを止めると
肘を痛めますので注意が必要です。


段階を踏んで出来るように成ったら
ブリストルパターを左手一本で持って
トライしてみましょう。(上級者編です)
危険が伴いますので、慣れてない場合は
決して挑まないように。 ホントに危ないです。

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