20160318

元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ: シャフトのチップカットに関するご相談です

【質問】
「倉木様
いつも楽しみにブログを拝見させて頂いております。
シャフトのチップカットによって 球のつかまりに変化があるかの質問をお願いします。
現在NS950Rの軽さと先端部が少し弱く感じて アイアンのリシャフトを検討しています。
いろいろと試打してみたのですが、 MODUS120 Sの重さ、手元の柔らかさが気に入りました。
しかし 若干 球のつかまりが弱い感じで ねらい目より 少し右目に出ることがあります。
シャフトの剛性分布をみると 先に行くほど先端剛性が高いので イマイチつかまり難いのかとも思いました。
素人考えではありますが こういう先に行くほど先端剛性が高いシャフトをチップカットした場合、通常とは逆に先端剛性が落ちて 若干でもつかまる方向に変わるのでしょうか?
ご教授頂ければ幸いでございます。」



【回答】
カット後の長さが同じ2本のシャフトがあった場合、チップカット長が多いほどシャフトの中間部分が相対的に硬くなります。
つまり、弾き系のシャフトになり、打ち出し角度が高く、スピンの少ない弾道が出やすくなります。
ただし、元々中間部分の剛性が高いようなシャフトの場合、相対的に先端が硬くなっていくのでかえって弾道が低くなります。
いわゆる「棒のようなシャフト」になっていきます。
これが、チップカットによるシャフト剛性変化の基本です。

MODUS3 TOUR120(以下、モーダス120)は基本的にメーカーの説明ではチップカットできないシャフトとなっています。
仮に出来たとしても、モーダス120のような先端が相対的にとても硬いシャフトの場合、カット後の長さが同じ2本のシャフトがあったとして、チップカットの長さが多い方がシャフトの先端剛性が高くなります。
チップカットにより、先端剛性が低下するということはありません。
必ず、上がります。
ただし、硬くなるからといって弾道が低くなるとは限りません。
チップカットと似たような効果を得られるのは「番手ずらし」です。(細かく言えば他にもありますが)
7番アイアンに8番用を使用する、という感じです。
チップカットをするということはシャフトの細い部分をカットするということになりますので、相対的に中間部分が硬くなっていきます。
なので、番手ずらしで短い番手のシャフトを使えば硬度は高くなりますがつかまりは少し良くなると考えます。
ただ、スイングのタイプやヘッドスピードそのものにもよりますので一概には言えません。

モーダスのような手元のしなりを感じつつつかまりを良くしたいのであれば、ダイナライトゴールドXPなどが良いと考えます。

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