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東京ゴルフギア旅団: ゼクシオ9(ナイン)発表!

9代目ゼクシオ登場!

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「ゼクシオ9」が発表になりました。発売は12月5日ということです。
ついに9代目ですか。こんなに続くとはという感じですが、2000年前後には結構新しいブランドがでています。

たしか「ツアーステージ」は1998年だし、2001年くらいに「ONOFF」が登場したと思います。2003年には「インプレス」が登場していますね。「インプレス」は新しい「RMX」から、やめるらしいですけど。
ブランドが長持ちしてるというのは、いいことだと思います。ブランドを育てるのは大変です。

ゼクシオはその点ブランド化に成功しました。
使命買いも多いし、とりあえず勧めておける安心感があります。クラブにくわしくない女性のヘビーユーザーはゼクシオ使ってるケース多いですね。

さて、9代目の特徴ですが、シャフトの手元よりを軟らかく、ヘッドを重くして、自然とタメができるような設計になっているとのことです。
従来のゼクシオは、どちらかと言うと中間から先端寄りがしっかりと動いてくれて、ボールを上げてつかまえる要素が強かったと思います。ゼクシオユーザーはボールをつかまえきれない人が多いでしょうから意外とハマったと思います。純正シャフトを使っているゼクシオユーザーはとても多く、他のクラブとはだいぶ違いますね。

僕としては、このシャフトの特性でスイングが変わるという点を打ち出してきたのが面白いと思いました。前に書いたような気もしますが、例えば、めちゃくちゃ軟らかいフニャフニャのシャフトを使うと、切り返しで自然とインサイドに入ります。シャフトのしなり感を感じて、身体が勝手に反応するわけです。

逆に手元が硬くて強烈に重いシャフトを使うと自然と力み、アウトサイドから下ろす傾向が出ます。これはほとんどレベルに関係なく、ゴルファーはクラブの特性を感じて、自然に身体が反応しているものなのです。

「ゼクシオ9」の新しいコンセプトはそこを狙ったものだと思います。
はまる人はスイングも良くなって、一気にヘッドスピードがあがるかもしれません。ヘッドはこのカテゴリーとしてはかなり重い方なので、フォローに向かっていいリリースができるかもしれませんね。

軟らか目のシャフトで練習すると、シャフトのしなりの使い方がわかってなかなかいいんですよね。僕はマスダゴルフの「スイングコンプリート」というシャフトを使っていますが、おすすめの練習法です。

ゼクシオは売れると思いますが、あくまでも団塊世代中心のシニア層向きのクラブ。ちょっと僕には向かないかなと思ってます。

from 東京ゴルフギア旅団