このブログにしては衝撃的なタイトルです(笑)。
開幕戦でのさくらさんのスタッツは以下の通りでした。
平均ストローク 15位 71.00
パーオン率 27位 62.9630
平均パット数 51位 1.8529
パーセーブ率 7位 90.7407
平均バーディ数 28位 2.6667
リカバリー率 3位 85.0
54ホール中パーオンしたホールが34ホールです。かなり低いですね。
トップは41ホールでパーオンした上田さん、大山さん、イチヒさんでした。7ホールの差がありますが、上田さんと3打差、イチヒさんとは同スコアでした。
ではパットが良かったのか・・・・と言うと、さくらさんの平均パット数は51位の1.85台で全然駄目です。
バーディが3日間で8個しか獲れないのですから、バーディパットの決定率が低いと言わざるを得ません。
しかし、リカバリー率は3位の85%、パーセーブ率も7位の90.74%というのは合格レベルに達しています。ボギー5個だったさくらさんですが、リカバリー率から逆算すると3パットのボギーが2回で、アプローチが寄らず入らずのボギーは3日間で3個ということです。悪くないですね。
これらの数字から読み取れることは、ピンを狙うショットの精度が低く、グリーンに乗ったとしても距離を残したり、難しいラインに付いてしまったということです。そして、パットで挽回できなかったわけです。
さくらさん自身も、ショットは悪くないが距離感が・・・・と言っていました。距離感が合わないというのはシーズン序盤ではあることで、実戦不足です。しかも海外を転戦して、試合に出場できなかったり、予選ラウンドだけで終えてしまったりで、ショットの感覚がつかみきれていないのではないかと思います。
これではアメリカツアーで通用するわけがないですし、国内ツアーでも上位に来ることはできません。
一番の解決策は試合に出ることだと思います。2週間後の試合からアメリカツアーに復帰するようですが、体力のあるシーズン序盤だからこそ今週のPRGRに出場しても良かったのではないかと思います。
いずれにしても、4月以降はアメリカツアーの試合にも出場する機会が増えるようなので、そこに照準を合わせてショットの精度を上げていくしかありません。
1試合の結果だけを見て判断できるの精々ここまでです。
開幕戦の成績が良かったからシーズンの好調が保証されるわけではありませんし、その逆も同じです。
昨年2位の愛璃さん、12位の金田さんはシードを獲れませんでしたし、一昨年12位の辻村さんもそうでした。
成績の良かった選手は気持ちの上では乗っていけるでしょうが、ゴルフはそんなに単純なものではありませんし、シーズンは長いです。気を引き締める方が先だと思います。
成績が悪かった選手は気持ちを切り替えないといけません。37分の1が終わっただけであって、技術が否定されたわけではありませんから。ただ、修正すべき点はできるだけ早く修正してほしいですね。
from VIVAさくら&琴乃VIVA女子ゴルファー